病棟構成はフレキシブルに

 2025年モデルが発表されて以来、その行く末を予想していますが、その姿はかなり見えにくい部分があります。
 例えば、7対1=高度急性期、10対1=急性期だとすると、いつの時点かで、7対1と10対1の平均在院日数を逆転させなければなりません。少し前に、厚労省保健局医療課の課長補佐に会う機会があり、その辺のところを聞いてみましたが、明快な解答はありませんでした。
 2025年モデルの行く末はかなり流動的な部分があるとの回答でした。今までの診療報酬改定にしても、医療法改正にしても、紆余曲折する部分がかなりありました。
 これから、右にそれ左に曲がりながら2025年に向かっていくのだと思います。そんな状況の中で病院はどうすればいいか?
 病院の基本となる方向性はもちろん不可欠ですが、状況に応じたフレキシブルでスピード感のある対応が重要だと思います。病棟構成にしても固定化せず、そのときどきの状況、診療報酬・各種医療制度・地域特性・自院の診療機能に応じて、思い切って再編していくべきだと思っています。
 この辺の判断や実行を逸すると経営的に大きなダメージを負いかねません。
 病棟構成の再編成は弊社の経営サポートにおいて、最も得意とするひとつです。どうぞご用命を。

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