見え始めた2025年モデルへの道筋②

 「入院医療等の調査・評価分科会」中間とりまとめ(案)に亜急性期入院医療管理料等の見直しについても触れていました。
 亜急性期病床の役割・機能として、①急性期病床からの患者の受入れ、②在宅等にいる患者の緊急時の受け入れ、③在宅への復帰支援の3つの機能を上げています。
 ①の要件として、重症度・看護必要度、②の要件として二次救急
病院の指定や在宅療養支援病院の届出、③の要件として在宅復帰率が示されています。
 また、現行の病室単位から病棟単位とすることや、療養病棟での届出も可とするなども示されています。
 回復期との区別が不明瞭な現行の基準とは大きく様変わりするように思います。
 これも詳しくは9月・11月のセミナーでお話ししたいと思います。

見え始めた2025年モデルへの道筋①

 8月7日に行われた「入院医療等の調査・評価分科会」において中間とりまとめ(案)が示されました。その内容は、2025年モデルへの道筋が見え隠れしています。このブログで何回かに分けて触れていきたいと思います。
 まず、7対1入院基本料について触れています。7対1入院基本料を算定する病床は、「複雑な病態をもつ急性期の患者に対し、高度な医療を提供すること」と定義しています。また、急性期の定義を「急性期とは患者の病態が不安定な状態から、治療によりある程度安定した状態に至るまで」としています。
 7対1入院基本料の条件としては、短期滞在手術患者の平均在院日数からの除外、平均在院日数特定除外制度の廃止、重症度・看護必要度評価項目の見直し、手術件数の要件化、DPCデータ提出の要件化、在宅復帰率の要件化、早期リハビリテーションの要件化等が取り上げられています。
 そこには高度急性期病院・一般急性期病院の姿が見え隠れしています。
 詳しくは、9月17日・11月の弊社主催のセミナーでお話ししたいと思っています。どうぞご参加ください。