病院コンサルとして本格スタート

 ここのところ、立て続けに経営サポートの依頼が舞い込んできました。「職員の意識改革」「看護部門の勤務体制整備と経営立て直し」「レセプトチェックと診療記録の整備」など内容は様々です。
 いずれも病院の実務に踏み込んだ改善活動が必要になります。このような改善活動は、病院経営に長年携わったベテランスタッフを擁する弊社でなければできないことと自負しています。
 病院コンサルの中で唯一無二の存在として、これから大きく飛躍できるよう頑張ります。

「病院職員の意識改革」という経営サポート

 今月から弊社で経営サポートを開始した病院の話です。そこは、「今後病院が永続するために職員の意識改革をしたい」というのが経営サポートの主な目的ということでした。昔から理事長のトップダウンで病院運営がなされ、職員に自ら考えて病院を良くして行こうという意識がないというのです。
 病院理念を見ると、「地域に愛され」「患者尊重」など、よく見る理念の内容が掲げられています。しかし残念ながら、目指すべき病院の具体的姿が浮かび上がってきません。
 弊社は、教育機関ではないので、どうしていこうかと頭を悩ませました。そこで、まずは病院の目指すべき姿を明確にすることを第一の取り組みとしました。このことを、病院の職員といっしょに考え明確化する作業の中で、職員の意識は変わっていくだろうと思いました。目指すべき目標がなければ職員はどこを向いて仕事をしたらいいかわかりません。それを明確にする作業に自らを投じることで、帰属意識や当事者意識も芽生えてくるとも思いました。
 目指すべき姿を明確にしたら、次はそれに向かっての具体的な改善活動です。この活動に多くの職員を関わらせることで、更に職員の意識改革につながるではないかと思っています。
 弊社の経営サポートは始まったばかりです。こうご期待を。

百田尚樹に学ぶ

 この間のテレビ番組で百田尚樹のことが取り上げられていました。とても学ぶべきことがありましたので触れてみます。
 氏の考えは、「作家は売れて何ぼだ」という思いが強く、自ら書店回りをして営業を行うというのです。売れっ子作家になった今でもです。「売れなくても書きたいものを書くんだと言う作家がいるが、そんなの日記やブログを書いていればいいんじゃないか」とも言っていました。視聴率で一喜一憂するテレビの放送作家から転身した氏ならではの考えかもしれません。しかしながら、作品を世に出すという目的で小説を書いている以上、売れなきゃ意味がないし、売れるための努力を惜しまないというのは納得できる話だと思います。
 良い診療をしているのに患者が来ないという病院があります。それは、本当に患者にとって良い診療なのか、患者に来てもらうための努力を惜しんでないのか、しっかりと自己評価すべきなんだと思います。もしかしたら自己満足で終わってはいませんか?