医療費40兆円を突破!! 診療報酬改定(厳格化)への準備を急ぐべし

 医療費が12年連続で増加し、2014年度は前年度より7千億円増加の40兆円突破、という報道がありました。当然ながら、医療費を抑制しようという圧力が高まるのが予測されます。2016年診療報酬改定は、相当の引き下げや施設基準の厳格化を覚悟しなければならないと思います。
 診療報酬引き下げ・施設基準厳格化に対抗するにはどうしたらいいか?患者数を増やすことです。しかもより重症の患者をです。
 急性期だけでなく、回復期であっても療養であっても、それぞれの対象となる患者の中で重症の患者をより集められる病院が勝ち残るのは間違いありません。また、入院だけでなく外来もです。政策は外来を抑制しようとしていますが、そんなものに振りまわされず、病院にかかりたい患者がいれば、それを受け入れるのが病院の使命だと思います。
 当たり前のことばかりだと思われるかもしれませんが、その当たり前のことができていない病院が沈んでいくのも事実です。
 今一度原点に立ち返って自院を評価し、来年の改定に向けて準備を急ぐべしです。