地域包括ケア病棟運用のキーポイント

 地域包括ケア病棟(病床)は、一般病床からの転換を模索している病院が多いのではないかと思います。転換を模索する病院の多くが、地域包括ケア病棟(病床)の適正な運用方法を求めていると思われます。
 無計画に転換すると、入院60日を超えて特別入院基本料等で算定しなければならない事態やベッド稼働の低迷の憂き目にあうことも考えられます。そこでいくつかキーポイントを挙げてみたいと思います。
 【適正運用のキーポイント】
 ①入院60日で退院できるような患者を中心に受け入れていくのか。
  例:在宅・施設からの急性増悪患者(退院先が予め定められている)
 ②①の状況が望めないのであれば、受入先が確保できるのか
  例:自院の療養病棟あるいは他院の療養病棟等との太いパイプ
 ③リハビリを必要とする患者(1日平均2単位以上提供)が専従のリハスタッフ1名で足りる程度で抑えられるか。
 ④患者単位で他の病棟に受け入れた場合の収入とのを比較し、損をしないような管理体制が構築できるか。
  ※弊社では④の比較が簡便にできるシステムを作成しています。

 弊社の所属する上尾中央医科グループでは、いくつかの病院が地域包括ケア病棟(病床)への転換を計画しています。今後、当該病棟(病床)の成功事例を紹介できればと思っております。お楽しみに。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です