-診療報酬改定重点項目-

 10月26日付けで第47回社会保障審議会医療保険部会の資料が公表されました。その中で重点的に取り組む課題が示されており、私が注目したい項目を以下に掲げ、何回かに分けて感想等を述べていきたいと思います。

【急性期医療の従事者の負担軽減】
○救急、産科、小児、外科等の医師等の医療従事者の負担軽減に資する勤務体制の改善等の取組に対する評価
○救急外来や外来診療の機能分化の評価

【医療と介護の役割分担の明確化、地域連携の強化、在宅医療充実】
○在宅医療を担う医療機関の役割分担や連携の評価
○早期の在宅療養への移行、地域生活への復帰に向けた取組の評価
○退院直後等の医療ニーズの高い者への重点化等の訪問看護の充実
○維持期のリハビリテーション等における医療・介護の円滑な連携

【充実が求められる分野】
○緩和ケアを含む、がん医療の充実
○認知症の早期診断等、重度の認知症の周辺症状に対する精神科医療の適切な評価
○身体疾患を合併する精神疾患救急患者への対応等急性期の精神疾患に対する医療の適切な評価
○地域移行を推進し、地域生活を支えるための精神科医療の評価
○リハビリテーションの充実

【医療機能の分化と連携】
○高度急性期、急性期等の病院機能にあわせた入院医療の評価
○慢性期入院医療の適正な評価
○医療の提供が困難な地域に配慮した医療提供体制の評価

【効率化の余地があると思われる領域】
○平均在院日数の減少、社会的入院の是正

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