-診療報酬改定情報(その2)-

 7対1・10対1入院基本料の平均在院日数短縮、7対1入院基本料の重症度・看護必要度基準の厳格化、10対1入院基本料に重症度・看護必要度基準の導入について取り上げられていました。先に掲載した重点的に取り組む課題(以下「重点課題」という)の「高度急性期、急性期等の病院機能にあわせた入院医療の評価」に該当する内容だと思います。
 「社会保障と税の一体改革案が示す2025年の医療・介護提供体制のあるべき姿」(以下「2025年モデル」という)の議論の中で、高度急性期を担う病院の平均在院日数は15~16日だという数字が示されています。いきなりここまで短縮はされないまでも、今回改定では、それぞれ2日ほどの平均在院日数短縮を覚悟してもいいかもしれません。
 一方、13対1・15対1入院基本料にあっては、入院90日超患者の特定除外項目の厳格化が取り上げられていました。特定除外項目を廃止して患者の病態に応じた包括点数の導入が落としどころではないかと述べています。
 いずれにしても、13対1・15対1入院基本料を算定している病院にあって、90日超の患者についてはかなりの点数ダウンを見込んで対策を講じておく必要があるかと思います。

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