-診療報酬改定情報(その6)-

 今回改定の最大の特徴は、「社会保障と税の一体改革案が示す2025年の医療・介護提供体制のあるべき姿を志向している点だ」と掲載記事は言っています。略して「2025年モデル」は以下の通りです。現時点では、この方向性を基本として改定などが進んでいくということなのでしょうが、必要以上に意識するべきではないと思っています。
 思い返してみてください。今までにも医療改革の長期ビジョンに振り回された経験をお持ちの病院がたくさんあるのではないでしょうか。顕著な例としては、急性期入院加算(紹介率)、介護療養病床の取扱いなどが挙げられます。
 肝心なのは、自分の病院のことを良く知り、病院の特性を活かした基本方針(方向性)に基づきつつ、改定や患者動態など周辺環境に応じて病棟構成を変えていくくらいの、固定観念に縛られない柔軟な病院運営が必要だと思っています。

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