-改定重点項目議論の整理(その2)-

療養病床は、今改定への取り組み次第で最も大きく左右される病床といっても過言ではないと思います。

【療養病床】
○療養病棟において、急性期後の患者や在宅からの軽症患者の受入れを行った場合について、一定の条件のもと、さらなる評価を行う。
○救急医療機関に緊急入院した後、状態の落ち着いた患者についての早期の転院支援を一層強化するため、救急搬送患者地域連携紹介加算及び受入加算のさらなる評価を行い、対象となる患者を拡大する。あわせて、運用がより円滑になるよう同加
算については、同一医療機関が紹介加算、受入加算のいずれも届出可能とする。さらに、受入加算を療養病棟入院基本料、精神病棟入院基本料算定病床においても算定可能となるよう要件を変更する。
○超重症児(者)、準超重症児(者)の受入が救急医療機関の一般病床で進む傾向がみられることから、特に、後方病床における推進されるよう、超重症児(者)、準超重症児(者)入院診療加算を療養病棟入院基本料を算定している医療機関においても算定可能とする。また、現在、在宅からの入院の場合のみで評価されている初期加算を救急医療機関からの転院の場合にも算定可能とする。
○栄養サポートチーム加算について研究成果を踏まえ、療養病棟入院基本料算定病床でも算定可能とする。
○療養病棟療養環境加算の一部について、医療法の基準を踏まえた見直しを行う。
○栄養管理実施加算、褥瘡患者管理加算については、算定している医療機関が多いため、当該加算の実施体制が全医療機関で確保されつつあることを踏まえ、簡素化の観点から入院基本料及び特定入院料で包括して評価を行う。
<対策>
療養病棟療養環境加算、栄養管理実施加算、褥瘡患者管理加算が廃止になれば相当の収入ダウンとなる。それをカバーすべく、重症患者を今まで以上に積極的に獲しなければならない。重症患者を獲得するためには救急医療機関との連携は不可欠あり、連携強化・重症患者獲得により、受入加算・超重症者加算の算定回数アップ図れる。加えて区分2以上の患者獲得にもつなげられる。また、栄養サポート加算も積極的に算定を狙うべきである。

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