-改定重点項目議論の整理(その5)-

5回目は精神病床関係です。
今改定は、今まで経営に苦しんでいた精神病院にとっては浮上のチャンスです。しかし、指をくわえていたのでは良くなりません。努力した病院が報われる改定内容になっています。

【精神病床】
○精神科療養病棟入院料に重症者加算を新設後、重症者の受入が進んでいる傾向があり、より重症者を受け入れている病棟を評価するため同加算について検討する。
○精神科デイ・ケア等は、精神科病院からの退院、地域移行に必要なサービスの一つであり、精神科デイ・ケア等の要件の見直し、患者の状態像に応じた疾患別等のプログラムを実施した場合の評価を検討する。また、入院中の患者が精神科デイ・ケアを利用した場合の評価をデイ・ケア中の入院料の適正な評価と併せて検討する。
○認知症治療病棟入院料の入院30日以内についてさらなる評価を行い、夜間の看護補助配置の評価を新設するとともに、入院61日以降の長期入院の評価を見直す。
<対策>
○今まで以上に重症者を積極的に受入る努力により、増収が期待できる。
○まだ詳細がわからないが、疾患別プログラムは必ず取り組む必要がある。
○老健の認知症フロアとの連携(キャッチボール)で30日以内患者のアップを狙ってみてはどうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です