-診療報酬個別改定項目(その2)-

次は療養病床関係です。

○救急・在宅等支援療養病床初期加算
○超(準)重症者入院診療加算
○栄養サポートチーム加算
○療養病棟療養環境加算
○標準的算定日数を超えての脳血管疾患・運動器リハビリテーション料
〈取り組み〉
 入院基本料2はかなりのマイナスを覚悟しなければなりません。入院基本料1についても、今改定では据え置きになったとしても、この先の改定ではマイナス傾向が予測されます。
 療養病棟療養環境加算3・4が基本的には廃止です。また、1・2にあっても、この先の改定でどうなるのかわかりません。
 出来高で算定が可なリハビリについても、脳血管疾患・運動器については、標準的算定日数を超えての算定は減額で、算定そのものが次回改定で実質的に不可となります。
 マイナス要因が目立つ療養病床ですが、どうすればいいか?
 まずは、入院基本料1を死守することです。この先、区分2以上の患者については獲得競争になると思いますが、その競争に負けないことです。そして、今まで以上に重症患者を受け入れていくと、超(準)重症者入院診療加算算定のチャンスが高くなります。栄養サポート加算等取れるものは漏れなく取っていくのも大事です。それから、療養病床といえどもある程度のベッドの回転が必要です。他の病院等から新規患者を受け入れていけば、救急・在宅等支援療養病床初期加算の算定ができます。加えて、減額されずにリハビリを算定できる割合も高くなります。

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