診療報酬改定重点項目(その1)
AMGの病院を対象に今改定の重点項目をまとめましたので、その一部を、救急、一般病床、療養病床、回復期及びリハビリ、精神病床、連携及び在宅、その他という形で分野別に7回にわけてアップいたします。
【救急関連】
◎救急医療管理加算(点数アップ・加算新設)
乳幼児加算:200点→400点
小児加算:200点
<取り組み>
小児加算が新設される。15歳未満であれば対象となるため、積極的にこの加算算定に取り組むこと。また、そのためにも今まで以上に救急受入患者数の拡大に取り組むこと。
◎救急搬送患者地域連携紹介・受入加算(点数アップ・算定要件変更)
救急搬送患者地域連携紹介加算:500点→1,000点(退院時1回)
※入院した日から5日以内→7日以内(算定要件変更)
救急搬送患者地域連携受入加算:1,000点→2,000点(入院初日)
※同一医療機関で、紹介加算・受入加算両方の算定が可に(算定要件変更)
◎夜間休日救急搬送医学管理料(新設)
200点(初診時)
<取り組み>
この管理料の算定回数をアップさせることは、救急医療管理加算等にも波及するため、急性期病院にあっては、夜間・休日の診療体制強化は必須事項として取り組むこと。
◎地域連携小児夜間・休日診療料、地域連携夜間・休日診療料(点数アップ)
地域連携小児夜間・休日診療料1:400点→450点
地域連携小児夜間・休日診療料2:550点→600点
地域連携夜間・休日診療料100点→200点
◎院内トリアージ実施料(新設)
100点
<取り組み>
専任の医師か専任の看護師どちらかを当直に配置することにより、この実施料が算定できると思われる。当直に入る常勤医師・看護師(3年以上の経験を有する)は漏れなく専任とすること。そして、毎日切れ目なく専任者が当直に配置されるよう管理すること。
◎地域医療指数の中の救急医療実績評価(評価見直し)
<取り組み>
救急車で来院し、入院となった患者数により救急医療指数の実績評価として、0~0.9ポイントで評価される。今まで以上に救急患者受入数を拡大すること。