診療報酬改定重点項目(その5)
【精神関係】
◎精神療養病棟入院料の重症者加算(評価見直し)
40点(GAF40以下)→加算1(GAF30以下):60点(1日につき)
加算2(GAF40以下):30点(1日につき)
<取り組み>
単価アップのためにも該当患者受入を積極的に推進すること。
◎精神療養病棟の退院調整加算(新設)
500点(退院時)
<取り組み>
退院支援を行った患者に対しては漏れなく算定のこと。ただし、退院支援で退院を促進するのであれば、それ以上の入院患者獲得は必須である。
◎精神科デイ・ケア(算定要件変更)
<取り組み>
「大規模なもの」にとっては、疾患ごとの診療計画作成は必須。
◎認知症治療病棟入院料(評価の見直し)
入院料1 60日以内の期間:1,450点 30日以内の期間:1,761点
→31日以上60日以内の期間:1,461点
61日以上の期間:1,180点 61日以上の期間:1,171点
入院料2 60日以内の期間:1,070点 30日以内の期間:1,281点
→31日以上60日以内の期間:1,081点
61日以上の期間:970点 61日以上の期間:961点
<取り組み>
この病棟の存続をかけて平均在院日数短縮を推進すべし。
◎認知症治療病棟の認知症夜間対応加算(新設)※要試算
84点(1日につき)
<取り組み>
人件費との比較により判断すること。
◎認知症治療病棟の退院調整加算(点数アップ・施設基準変更)
100点→300点
<取り組み>
認知症治療病棟を継続するのであれば、必ず取り組まなければならない。また、退院支援によりベッドの回転を促進するには、退院患者受入先の開拓、退院患者を上る入院患者の獲得も同時に必要である。