弱った病院の前兆1

 ソフトブレーンという会社を興し、外国人企業家として初めて東証一部上場を果たした 宋 文州氏 の言葉で、「弱った会社の前兆」として以下のように述べています。病院にも当てはまる内容で、とても参考になると思いましたので、数回に分けて取り上げてみます。

1 会議が多くなる
 不思議なことに会社が弱くなるとやたらと会議が増えます。部長や役員のスケジュールを覗いてみると会議で大半の時間を占めています。その分、必ず部下を巻き込んでいるので会議室が足りない状況が続きます。末期症状になると企業なのに「○○委員会」とか「○○協議会」のような役所的な会議組織まで出来上がります。会っても議論しない、議論しても実行しない、実行しても検証しない、検証しても責任を取らない。会議の多い組織は絶対責任に辿り着かないのです。(宋 文州)
 ハット思い当たる病院はけっこうあるのではないでしょうか?会議そのものが悪いということではないと思います。病院にとっての本来業務である医療にかける時間やエネルギーを会議でいたずらに無駄にしてはいないでしょうか?
 それから、委員会活動等では、ややもすると責任の所在が不明確になることがあります。委員会等で決定したことが、責任をもって実行されていますか?実行した結果を検証し、その結果に責任を負っていますか?

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