訪問看護STを考える

 日経ヘルスケア12月号の記事で、訪問看護ステーション(以下略して「ST」とする)のことが取り上げられており、興味深く読ませていただきました。
 病院附帯のSTの多くが看護師の確保に苦慮しています。当グループのSTも例外ではありません。
 その記事では、看取りを積極的に実施していないSTほど看護師確保に苦労しているというのです。看取りを実施するとなると、24時間対応が求められ、やりたがる看護師はなかなか見つからないだろうというのがむしろ多数意見のように思ってきました。しかし、その逆で訪問看護に従事しようと思う看護師は目的意識がはっきりしていて、せっかく訪問看護に従事するのであれば、患者宅での看取りまで関わりたいと考える人が多いのだというのです。
 病院附帯のSTの多くは存在意義や役割があいまいで、所属する看護師の意識が低下するとも言っています。
 STの役割は自宅で死を迎えたい人の手助けにこそある。そのような「理念」「方針」を掲げ、それに共鳴して職員のモチベーションが上がる。
 なるほどなあ。考え方が変わりました。

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