2014年診療報酬改定個別改定項目から将来の方向性を読む①

 去る1月29日に診療報酬改定個別改定項目が公表されました。その内容を以下の通り整理してみると、将来の方向性が見えてくるように思います。
 ① 高度急性期機能の明確化と機能強化
 ② 高度急性期と一般急性期の機能分化=7対1入院基本料のふるい落とし
 ③ 急性期機能の明確化と機能強化
 ④ 亜急性期の機能に応じた評価
 ⑤ 急性期病床と長期療養を担う病棟の機能分化以上について、何回かに分けて触れていきたいと思います。

 1回目は、①高度急性期機能の明確化と機能強化です。
 今改定では、特定集中治療室管理料、ハイケアユニット入院医療管理料、総合入院体制加算、新生児特定集中治療室管理料、総合周産期特定集中治療室管理料、小児特定集中治療室管理料の基準を整備するものです。これらの機能が、高度急性期に必要な機能とみていることが読み取れます。また、特定集中治療室管理料、ハイケアユニット入院医療管理料で変更による影響を緩和するため設定した基準は、いずれふるい落としされる可能性が高いと思われ、要注意です。

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