診療報酬改定を予測する①

 中医協総会や入院医療等の調査・評価分科会において、次回診療報酬改定に反映されそうな協議がなされていましたので、それを基に次回診療報酬改定の予測をしてみました。何回かに分けて触れていきます。
 まず、一般病床についてですが、7対1が厚労省の目論見に反して1万4千床しか減少しなかったとのデータが示されました。 また、平均在院日数について、7対1の平均が13.8日、10対1の平均が16.3日であるとの調査結果が示されました。重症度、医療・看護必要度については、評価項目の見直しが一定の効果があったと評価しつつ、7対1の平均が18.9%、10対1の平均が16.1%だとの調査結果も示しています。更には、7対1の一部では、自宅等への在宅復帰率が高くない医療機関もあるとの調査結果も示されています。
 このことから、前回改定では思うように減らなかった7対1を減らすべく、次回改定では以下の内容で改定が行われることを覚悟しておくべきだと思います。
 ①7対1と10対1の平均在院日数短縮:2日程度
 ②7対1の重症度、医療・看護必要度:15%→18%程度
 ③7対1在宅復帰対象範囲の縮小:自宅・居住系介護施設のみを
  対象に

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