「病院職員の意識改革」という経営サポート

 今月から弊社で経営サポートを開始した病院の話です。そこは、「今後病院が永続するために職員の意識改革をしたい」というのが経営サポートの主な目的ということでした。昔から理事長のトップダウンで病院運営がなされ、職員に自ら考えて病院を良くして行こうという意識がないというのです。
 病院理念を見ると、「地域に愛され」「患者尊重」など、よく見る理念の内容が掲げられています。しかし残念ながら、目指すべき病院の具体的姿が浮かび上がってきません。
 弊社は、教育機関ではないので、どうしていこうかと頭を悩ませました。そこで、まずは病院の目指すべき姿を明確にすることを第一の取り組みとしました。このことを、病院の職員といっしょに考え明確化する作業の中で、職員の意識は変わっていくだろうと思いました。目指すべき目標がなければ職員はどこを向いて仕事をしたらいいかわかりません。それを明確にする作業に自らを投じることで、帰属意識や当事者意識も芽生えてくるとも思いました。
 目指すべき姿を明確にしたら、次はそれに向かっての具体的な改善活動です。この活動に多くの職員を関わらせることで、更に職員の意識改革につながるではないかと思っています。
 弊社の経営サポートは始まったばかりです。こうご期待を。

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