診療報酬改定を予測する②

 前回改定の目玉のひとつであった地域包括ケア病棟(病床)への転換は、小規模にとどまる一方、回復期リハビリテーション病棟が急速に伸びており、ADL評価・看護必要度A項目評価・ADL向上割合にばらつきがあるにもかかわらず、リハビリ提供単位数が一様に伸びていると調査結果が示しています。また、地域包括ケア病棟(病床)の患者のうち、多くの比率でリハビリテーションを実施しており、その提供単位数は2単位を中心に広い分布を示しているとの調査結果も出ています。
 以上から、地域包括ケアと回復期リハビリの条件の開きを埋めるべく、以下の改定が予測されます。
 ①地域包括ケアにおける厚いリハビリ提供に対する評価:充実加算
 ②回復期リハビリにおけるリハビリ提供単位数上限の見直し
 :ADL評価に応じてリハビリ提供単位数上限の引き下げ
 ③入院料の基準に応じてリハビリ提供単位数上限の引き下げ
 :回復期1 9単位  回復期2:7単位  回復期3:6単位

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