スコラーリ監督のマネジメント力

 先のコンフェデレーションズカップで戦前の前評判を覆し、ブラジル代表が堂々の優勝を遂げ、来年の自国開催W杯に向けて大きな前進をしました。この優勝は、スコラーリ監督のマネジメント力によるところが大きいという記事を目にし、大いに関心させられました。
 監督は優れたセレクターであり、優れたモチベーターだと言うのです。多くのタレントを擁するブラジル代表の中にあって、緻密な戦術に裏打ちされた各ポジションの役割を明確にし、各選手の特徴を精密に分析し、ビッグネームの排除も厭わず適材適所で選手を配置する。配置した選手が描いた戦術通りに動くよう説得する。プライドの高い選手ばかりのブラジル代表でやる気を失わせず選手がやりたくない動きも説得してやらせる。それらの取り組みが優勝という結果になって表れたと記事は書いていました。
 優れたセレクターであり、優れたモチベーター。組織のリーダーにあっては、目指すべきひとつの姿ではないでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です