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高齢者人口3000万人突破

 2012年度65才以上の高齢者人口が過去最高の3079万人となり、高齢化率も24.4%と過去最高となったようです。
 2012年は1947~49年生まれの「団塊の世代」が65才になり始めたこともあり、65才から74才人口が大幅に増加した影響であります。
 そして、その団塊の世代の意識調査では、「自宅で介護を受けたい」方が男性で42.1%・女性で34.2%と自宅を希望するのは男性が多い傾向です。
 また、持家率は86.2%であり、自宅に住み続けたいという方が81%いるという結果でした。内1割がリフォームを済ませているというのも驚きです。
 現実には、自宅での介護が受け続けられるかは介護者等の問題でわかりませんが、少なくてもこれからの高齢者の希望は在宅であることは間違いありません。
 先日の現厚生労働省保険局の宇都宮啓医療課長が旧自公政権の「社会保障国民会議」が地域包括ケアシステムと似た概念を議論するなど、国の基本的な方針が2度の政権交代を経ても変わっていないことを強調した発言があり、介護のみならず医療の分野も在宅中心へシフトしていくことが解ります。