月別アーカイブ: 2012年4月

在宅強化型老健の要件

 今回の改定で大きく影響をしている在宅復帰率に伴う基本サービス費の新規「在宅強化型」がございます。
 従来型は基本サービス費を大幅に減らされ、在宅復帰・在宅療養支援機能加算の取得により、なんとか平成23年度までの基本サービス費に近い(あくまで近い)単位となりました。
 しかし、在宅強化型は逆に要介護度2以上は+となっております。
施設としては、是非とも在宅強化型を目指していくしかございません。
 この在宅強化型の算定要件であります重症度割合の内、喀痰吸引・経管栄養を必要とする入所者延日数の割合がございます。
 割合が「実施された者の占める割合」や「必要とする入所者延日数の割合」等、解釈によってカウントの仕方が違ってきます。(例えば3月間に数回しか喀痰吸引を実施しなかった場合も実施された者として延日数は3月間まるまるカウントできると、とれる。)
 しかし、実際は喀痰吸引・経管栄養も実施した日数の延日数カウントとなります。
 当然ではありますが、施設として少しでも取得しやすい方法がないか模索している毎日です。

介護報酬改定QAより

QAより
老健退所から通所リハビリテーション利用時

 リハビリテーションマネジメント加算の算定要件である居宅訪問時に退所前又は退所後の療養上の指導を併せて行うことは可。
 →通リハ訪問指導に係る加算(550単位)と入所の退所前(460単位)・退所後(460単位)訪問指導加算は同時算定不可
ということは、通リハの訪問指導に係る加算をとるより、退所前・後の加算を取得した方が高い算定となります。