今年も宜しくお願い致します。
新年が始まりました。介護報酬改定後10ヶ月目です。
皆様の施設でも改定により、在宅復帰型にするか今まで通りの運営にするか悩まれた1年だったと思います。
さて、次期改定が消費税の関係で1年前倒しになるとの話もございます。また、次期改定に向けての今回の改定の検証も始まっております。そうした中、在宅復帰の考え方は報酬も評価されてはおりますが、老健としての役割そのものであり、今後はより一層「地域包括ケア」での重要な役割を担うため在宅復帰は必要であることは間違えありません。
全老健の機関誌「老健」に在宅強化型」「在宅復帰・在宅療養支援型」に成功した施設の特徴が記載されておりました。(一部省略)
①入所前のインテークの時点でしっかり説明し同意を得ている。
②入所時に施設長より本人・ご家族との十分な面接、入所目的の共有。
③退所後の家族の不安を取り除く。
④ショートスティの積極的活用。
⑤「リピーター」の確保。
⑥「ベッドシェアリング制」の導入
⑦④⑤⑥の推進のため、フロアへショートスティ担当者、ベッド管理担当者の配置。
⑧在宅復帰ケアの視覚化のためのツールの用意。
⑨「退所後訪問指導」の積極的な実践。
⑩在宅系サービス事業者との良好な関係。「顔の見える関係」から「腹の見える関係」へ
⑪入院退所が少ない。
⑫支援相談員・リハスタッフ・介護職等の手厚い配置。
以上が特徴のようですが、その他の事項で成功している施設もございます。
しかし、在宅復帰型にするためなにをしていいのか解らないのであれば、上記を参考に実践してみるのも必要です。「行動」することがいかに大切かは先日のべさせて頂きました。
特徴をよく見てみると、本来今まで老健として行わなければならない事項がほとんどです。
その点を十分理解して頂き、残り少ない今年度努力してみてはいかがでしょうか?