月別アーカイブ: 2013年3月

訪問リハビリテーション サテライト事業所

今年度も残り少しとなりました。
介護報酬改定後一年が経ちます。改定後の対応も落ち着いて来たことと思いますが、そこで問題が人件費・改修費等支出は毎年増加していますが収入は大きな増加が見込めないことです。
特に改定で基本サービス費のマイナスは大きく収支に影響しています。
老健では入所定員増はなかなか望めません。「通リハの利用者増・定員増」か「訪リハの利用者増」をしなければ大きな収入増とはなりません。
そこで注目をしたいのが「訪問リハ」です。
在宅復帰・在宅療養支援を行う老健は在宅でのリハビリを行う訪問リハは今後需要が大きくなります。
正直、通リハは通所介護でも適度なリハビリを行い料金も通リハより安いため、通リハでの強固な「売り」がなければ伸び悩むでしょう。
しかし、訪問リハはまだまだ供給量が少なく、需要が多いサービスです。
また、すでに訪問リハを実施している場合は、「サテライト事業所」という手段が残っています。
全国的にも訪問リハのサテライト事業所が少ないのが現状です。
よって、今設置をするべきです。
と言いますのも行政も前例が少ない状況であり、指定に関しては事業者と協議をしながら指定する場合が多いため、ある程度事業所の設置要望が通る可能性があります。
ここにきて、徐々にサテライトの設置取扱指針等が整備されつつあるのも現実です。サテライトの立上げを計画している事業者が増えてきたのかもしれません。
是非、人員に余裕がありご利用者が望める地域があるのであれば「訪問リハビリテーション サテライト事業所」を立ち上げ、他事業所が参入する前に自事業所のエリアを拡大してしまいましょう。
その事により、先に述べた収入増も大いに見込めます。

地域ケア会議を活用した地域包括ケアシステムにむけて

 いつも大変お世話になっております。
 3月に入り、今年度も残すところ1ヶ月となりました。
 上尾中央医科グループでは来年度に向けて各病院・施設の予算作成にがんばっております。
 来年度は改定もございません。よって今年度収支を基に更なる地域貢献を行うため、多岐に渡るサービスの検討をし、実行する良い年度となると考えております。
 さて、タイトルでもございます「地域ケア会議」が来年度は活性化していくことでしょう。
 現在は市町村により活動実態に大きな差がございます。
 当グループ20老健中、すでに12施設が在宅復帰・在宅療養支援機能加算を取得しております。これは、単なる加算の算定が目的ではなく、老健の役割である在宅復帰・在宅療養支援機能を強化する目的であります。
 そのことより、「地域ケア会議」「地域包括ケアシステム」の中での地位を確立し、老健としての勝ち組に入ることができます。
 次期改定の動向は、現在検証が行われ始めている中でどう動いていくが不安な部分でもあります。
 しかし、医療・介護の在宅中心は大きく変化はないでしょう。
 施設運営の為(職員・ご利用者への還元)の収支も大切であります。
 稼働も維持しながら、地域貢献での在宅復帰・在宅療養支援に今後も全精力を費やしていく所存でございます。
 今後も何卒宜しくお願い致します。