神は細部に宿る

 ラグビーW杯での日本代表の活躍ももちろんのこと、五郎丸選手の驚異的なキックの精度が世界中を驚かせたのは記憶に新しいことと思います。また、五郎丸選手の腰をかがめたルーティーンにも注目が集まりました。このルーティーンのそれぞれの動作には特に意味はないのだそうですが、ひとつひとつの動作に細かい改良を重ね、キックに集中でき、しかも常に同じ動作でキックを行うことにより、その精度を驚異的なものまでに高めていったのだというようなことを聞きました。
 日本代表も、エディー監督の下、妥協のないこだわりにより、強い日本ラグビーが結実したのだと思います。
 スポーツもそうですが、細かいところを疎かにする組織に良いとことはないように思います。
 受付の案内はどうか。電話の応対はどうか。張り紙は見やすいか。案内表示はわかりやすいか。こわれてそのままになっているものはないか。器物が患者の妨げになっていないか。そんな些細と思われがちなところにこそ、病院の良し悪しが表れるように思います。
 「神は細部に宿る」肝に銘じましょう。

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